7年サラリーマンやってた私が独立した理由
4月1日を持ちまして会社を退職し、独立しました。
新卒で入った会社は2年半、その次に入った会社を4年半勤め、計7年サラリーマンをしていました。
たった2社しか経験していませんが、私はこのサラリーマン生活を通して、
「もう2度とサラリーマンなんてやらない」
と心に決める程度の経験を得ることができました。
最初に誤解の内容に言っておくと、全てのサラリーマンを否定する記事ではありません。
ただ、私の親など周りは正社員じゃないと恥ずかしいという価値観が根強くあると感じました。
独立など不安定でもってのほかです。
以前の私もそれに流されてとりあえず正社員になりました。
今では確信を持って言えますが、正社員ってそんないいもんじゃないです。
昔は良かったのかもしれませんが、完全に昔の話なのでしょう。
ということで、サラリーマンについて思ったことを書きますを
私の思うサラリーマン
ネット上でも「サラリーマンはオワコン」、「サラリーマンも捨てたもんじゃない」
という論争がよく繰り広げられますが、これに答えなんかなくて人それぞれだと思ってます。
それはその人がサラリーマンとしてどのような経験をしたかによって変わってしまうものです。
で、その経験の大半が直属の上司によるものだと思いました。
尊敬できるような上司の元で働いたのか、こいつクソだなと思ってしまうような上司の元で嫌な思いをしたかの違いしかないかなと思います。
で、私はというとこれまで散々記事にしてきましたが到底尊敬できないような上司の元で働いてきました。
だから私の主観では「サラリーマンはオワコン」です。
サラリーマンがオワコンだと思う理由
直属の上司で全てが決まってしまう
会社で1番関わる時間が長いのは直属の上司です。
上司のパワハラで部下が自殺した、というニュースもけっこう聞きますよね。
自殺までいかなくても精神的に追い詰められて病気になってしまった人もいると思います。
だから上司がまともな人かどうかというのはとても重要なのです。
せめて人の上に立つ人間であるなら、小学生の時に習う
「自分がされて嫌なことは相手にしないようにしましょう」
これくらいの感覚は持ち合わせてもらいたいものです…
しかし、入りたい会社を選ぶことはできますが、直属の上司を選ぶことはできません。
また、会社を調べることはできても、直属の上司を調べることはできません。
面接で直属の上司となる人が同席している場合もありますが、人事が面接で人を見抜けないのと同じで私も見抜けませんでした。
たった1時間でその人の本性を見抜くのはやはり無理なのだと感じました。
つまりどんな人間が上司になるかは、どんな会社に入ろうとも完全に運なのです。
ネット上では「上司ガチャ」なんて揶揄されていますが、まさにその通りでした。
しかもそのガチャのリセマラは簡単にはできません。
こちらから上司を選ぶことはできず、他の人に変えて欲しいと会社に要望を出しても変えてもらえません。
会社の規模にもよるでしょうが、今は人手不足の時代です。
特に私のようなIT系の職種は人手不足で、どこもギリギリの人数で回しています。
そこを調整するために数年かかったり、そもそも無理な場合が多いです。
だから結局立場の弱い人間が退職する意外にないんですね。
上司ガチャに失敗する度に転職を繰り返すなんて非効率すぎるし、バカバカしいと思いました。
そんなバカバカしいことをするくらいなら独立しよう、そう思ったわけです。
実力主義、という建前
最近では「うちは実力主義です!」と求人に書く企業がかなり増えてきていると思います。
しかし実態は大半の企業が年功序列です。
これはもう日本の雇用制度も悪いです。
簡単に解雇も減給もできないのに、結果を出したからといっていきなり大幅に給料アップなんてできません。
そもそもその会社に昔からいる中高年は、年功序列で昇進してきているのに見直されていません。
だから私は役職と能力が見合ってない中高年はかなり多いと感じました。
今まさに早期退職という名のリストラをされてる世代ですね。
1つ目の理由と関連しますが、年功序列だった日本では、そもそもいい上司の数が少ないように思えます。
さらに、実績が評価されない経験もしました。
そもそも実績が評価されない
これは実体験ですが、とある社内システムを私と上司の2人で1年かけて開発しました。
このシステムによって会社は新しい仕事を受注できるようになり、新たな利益の柱となりました。
もちろんこれを開発した今期の評価は、この実績が加味されて評価が高めでした。
しかし、この新しい事業が継続的に利益をもたらしているのにも関わらず、次期の評価では全く考慮されていませんでした。
これを当たり前だと思う方もいるかもしれませんが、副業など自分の事業と比較してみてください。
副業で一度仕組みを構築してしまえば、その仕組みが通用しなくなるまで継続的に自分に利益をもたらしてくれます。
仕組み化してしまえば時間もかからなくなるので、また他の仕組みを構築することができます。
この積み重ねで利益を大きくしていくと思うのですが、サラリーマンの場合は問答無用で半年経ったら白紙になってしまいます。
これだとどれだけ頑張っても積み上がっていきません。
まるで三途の川の石積みのようです。
(河原で石を積み、完成間近になると鬼に崩されるやつ)
私はそれに納得ができませんでした。
会社の利益に貢献してもお金がもらえないのであれば、どうすればお金が貰えるんでしょうか?
答えは会社の役員に気に入られることでした。
私に話の合わないおじさんたちと談笑する趣味はないので不向きでした。
給料が安い
これは先ほど触れた日本の雇用制度の問題もあります。
解雇、減給が難しいため、会社は保守的になり給料が上がるスピードがとんでもなく遅いです。
私が副業として取り組んだAmazon輸入は、1年頑張っただけで月収が10万も上がりました。
サラリーマンの本業のほうはたった5000円程度しか上がりませんでした。
これは毎年変わりません。
しかし、Amazon輸入の方はそこから半年で月収30万になり、本業の月収をあっという間に超えてしまいました。
Amazon輸入って言ってしまえば単純転売です。
言い方悪いですが、単純転売以下の利益しか得られないサラリーマンの仕事の価値ってなんなんだろうと思ってしまいます。
でも会社ってもっと利益出してるに決まってるんですよね。
本当はもっと給料出せるに決まってるんです。
だから特に私たちのような若者の給料って相当少ないと思うんですよね。
もちろん個人事業主にはリスクもあります。
しかし、サラリーマンは昔ほど安定した働き方ではなくなっています。
最近では早期退職という名のリストラで中高年が職を失っています。
さらに新型コロナウイルスの影響で倒産したり、解雇したり、内定取消まで行われています。
今回のコロナ騒動がいい教訓になりそうですが、いざとなれば会社は簡単に社員を切ります。
会社がどうなってもいいように、個人で考えていかないといけない時代になったんだと思います。
そもそもサラリーマンだけやっていても、老後に2000万円足りなくなるといわれています。
何もしなければ老後に困るので、何かやるしかないと思うんですよね。
まとめ
以上が私がサラリーマンを辞めて独立した理由になります。
まだ親には言っていませんが、身内に伝えたら全員が反対するでしょう。
しかし、誰に否定されようとも私がやることは変わりません。
成人したら親の言うことなんて聞かなくていいと思うんですよね。
自分の人生くらい自分で決めます。
親の時代よりも現代の方が厳しい時代だと思います。
何も考えなくても一つの会社に勤め続ければOKの時代から、それだけではダメな時代になったんですから。
昔よりも寿命は伸びたし、税金、社会保険の負担は上がっているのに給料は横ばいです。
まあ私の周りでは親世代も結局今苦しんでますが…
親みたいになりたい、親を尊敬している、くらいじゃない限り親の言うことを聞く必要はないと感じます。
私は成人して一人暮らしを始めてから、1度も親の言うことを聞いたことありませんでしたが、後悔したことはなかったです。
むしろ本業+副業で親の年収を超えてます。
親の言うことを聞いていたら親の年収を超えることは不可能でしょう。
これからも私は自分の頭で考えて出した結論に沿って行動していきます。
ここまで読んでいただきありがとうございます!