ゆゆのExcelVBA覚書-副業から独立-

現役社内SEがExcel VBAを中心に覚書として書いていくブログです。

独立から1年経って思うこと

ゆゆです。

 

去年の3月末に会社を退職し、ネット物販で独立して早くも1年が経ちました。

 

 

サラリーマンの時と同じくらい、下手したらその時よりも1年過ぎるのが早く感じています。

 

でも振り返ってみるとこの1年いろいろやったなあと思います。

 

独立から一年経って思うこと、ということでこの一年について振り返ってみます。

 

 

一年の振り返り

Amazon輸入が安定してきたので、収入の柱を増やすために中国自社ブランド販売、ebay輸出に手を出しました。

 

中国輸入は失敗して撤退。

 

同様に進めていたebay輸出に専念したら本業だったAmazon輸入を遥かに超えてしまい大成功しました。

 

その間にAmazon輸入が不況となってしまい、利益率が激減。

輸出と逆転する形になりました。

 

輸出やってなかったらかなり焦っていたと思います…

 

 

ebay輸出で利益が出たので外注さんを募集し、現在は6人くらい外注さんがいます。

 

物量が増えて家に物の置き場がなくなったので、もっと広い部屋に引っ越しました。

 

物販による収入は去年と比べたら倍以上になってます。

 

 

独立したことを兄弟、親戚、友達に話すと、みんな羨ましがってやりたがりました。

そしてすぐ挫折していきました。

 

 

一番大きな変化はあれだけ嫌いだった『仕事』というものが好きになりました。

 

同じ仕事でも会社でやらされる仕事が好きな人の気持ちは未だに分かりませんが…

 

 

で、独立して後悔したことは現状ありませんね。

サラリーマン辞めてよかった!と思うことだらけです。

独立時にも会社の給料を上回るくらいの副業収入はありましたが、それでも独立するには不安でした。

 

今となっては勤めていた会社と上司がクソでよかったと思います。

下手に居心地がよかったり、会社が上司のどちらかがまともだったら独立する決断はできていなかったと感じます。

 

 

一年の変化が凄まじい

仕事面だけでもこれだけ変化があって自分でもちょっと驚いてますw

 

正直前職に在職していた4年半よりも変化のある年だったんじゃないかと思います。

会社では4年半勤めても給料倍にはならないですし…

 

会社で一年頑張っても、昇給は一律5000円でした。

仕事も毎日同じようなことの繰り返しです。

 

 

単純に自分は会社勤めよりも独立の方が向いていたんだなと感じてしまいます。

 

 

 

本当の意味で自分の実績が収入に反映される今の状況は、やり甲斐しかありません。

 

会社も社員に仕事のやり甲斐を求めるなら、成果を給料に反映したらいいのにと思ってしまいます。

 

頑張ってやって給料が増えたら、もっと頑張ろうってなるのが普通じゃないですか。

頑張った時の昇級額と、頑張らずにやっても頑張った時と同じ昇級額だったら頑張らないほうがいいに決まってます。

 

 

 

それでも残念ながら大半の日本の会社はできないんですよね。

 

・簡単に解雇したり給料を下げたりできないから、給料を上げるリスクが高い

・年功序列で昇進してきた人たちが評価をするので、そもそも成果を正当に評価できる人がいない

・そのため評価する側の気分で評価、昇進が決まる。おじさんの機嫌を取れる人が評価される。

 

 

それでも今はコロナ禍でリモートワークが進んでいるから多少はマシになったのかな?

独立してしまうとこの辺の浮世離れが怖いところです。

 

ただ私の前職の会社はまだ出社し続けているらしいですがw

辞める頃にちょうどコロナが話題になり、リモートワークの話もでていました。

 

(もしかしたらこの古い会社もリモートワークになるかも。辞めなきゃよかったってなるかも…)

そんなことを少しだけ頭をよぎりましたが、結局男性社員は全員出社になったようなので、やっぱり辞めてよかったですw

 

 

やっぱり会社が変わることに期待するよりも、自分が変わった方が圧倒的に早いですし、いい結果を得られやすいと思います。

『うちの会社もリモートワークになってストレスが減るかもしない。』

と期待して退職届の提出を遅らせていたら、タイミングを逃してサラリーマンを続けていたかもしれません。

 

 

会社が変わる時は上の人間たちが死んだり引退していった時くらいでしょう。

嫌な人たちが引退するまで何十年かかるんでしょうか?

 

 

良い会社は自分で作るしかない

自分が一番上の人間になれば好き放題できます。

 

今は好きな時間に寝て好きな時間に起きる毎日です。

出社していた時のように7時に起きたことはほぼないです。

7時起きの生活は自分に合ってなかったようで、今は大体10時起きです。

 

始業30分前に出社して掃除しなければいけない決まりもありません。

掃除は嫌いなので定期的に家事代行にお願いしています。

 

 

 

いい会社に入るには結局自分で会社作るしかないです。

 

貴方がブラック企業だと思っていても、そこの社長は自分の会社は最高だと思っています。

人によって良い会社の定義が違うのでしょうがないです。

古き良き日本の企業文化が好きなおじさんもまだまだたくさんいると思います。

 

 

時間に自由な私の仕事の仕方をだらしないと言う人もいると思います。

 

 

おじさんと若者の対立

会社が嫌になる理由の大半が人間関係なのはよく知られています。

その中身もほぼ上司と部下の関係になるんじゃないでしょうか?

 

おじさんや老人たちが若者のことよりも自分たちのことを考えるのは当たり前です。

でも言ったら批判されるのが分かってるので表に出さないだけで、若者の未来なんてどうでもいいと思っています。

 

子供や孫の未来もどうでもいいのか!?

 

と思いたくなりますが、残念ながら50代以上で一度も結婚したことのない人、子供のいない人は50%ほどいるそうです。

 

そうなると尚更若者の未来なんてどうでもいいですよね。

 

他人よりも自分が可愛くて優先してしまうのは人間の本質なので仕方ありません。

自分も含めて誰しもそうです。

別におじさんや老人を批判するつもりはありません。

特に余裕のない現代では自分が逃げ切ることしか考えていないと思います。

 

 

余裕があって初めて他人に優しくできると私は考えいます。

 

 

本来会社では社員同士で力を合わせて利益を最大化することが目的になります。

 

しかし日本は年功序列、終身雇用が崩れ去りつつある時期なので、これまで終身雇用前提で人生設計をしてきたおじさんと、やる気のある若者が対立してしまいます。

 

自分よりも有能な若者や、自分の代わりができそうな若者が現れれば、自分は早期退職の対象になる恐れがあります。

居なくても問題ないと思われれば定年後の再雇用の賃金が大幅に下げられる可能性もあります。

 

定年まで会社に勤める予定だったおじさんにとっては死活問題です。

終身雇用前提の世代は家や車のローンをたっぷり組んでしまっています。

嫁や子供がいたら尚更引くことはできません。

 

 

ここでおじさんにとって最適な行動は「代わりがいないポジションを取る」ことになります。

 

しかし実際代わりなんていくらでもいます。

経営者は人が辞めても回るように仕事をマニュアル化そ、誰でもできるようにしてあります。

なので基本的に会社員で代わりがいないポジションなんてありません。

だからこれをやろうとすると、誰でもできる仕事を自分だけが抱えて誰にも渡さないようにするしかありません。

そして難しいから自分しかできないと振る舞います。

 

 

これが問題にならないのは、その仕事が簡単だとしてもその人しか知らないので誰も口を挟むことができないからです。

 

「その仕事他の人でもできない?」

と聞かれても「いや無理です。」と言われたらそれ以上は何も言えません。

その仕事のことを他の人は知らないのですから。

 

 

私が勤めていた会社の上司がそういうタイプの人間でした。

 

自分がやっている仕事を周りに一切振らず、自分しか知らない仕事を作り続けている人でした。

なので部下である私には大した仕事をやらせてくれず、ほぼ雑用でした。

部長が「その仕事はゆゆくんでもできない?」と聞いても、

「いやまだ早いですね。」

と言ってそれまででした。

部長は他部署から異動してきた人なので、その仕事について詳しく知りません。

 

上司の判断を鵜呑みにし、まだ仕事を任せられない部下として、私の人事考課はあまりよくありませんでした。

 

そんな状況が数年続いた後、さすがに部長も違和感を感じたのか、なんとか私に仕事を振らせようとしてくれます。

部長が、どんな仕事をどんなふうにしているか把握したいから詳しく教えてくれ、と上司に言いましたが何かと理由をつけて応じませんでした。

何度かそのやりとりが続き、ついにあまり怒らない部長が上司に怒りますが、上司は逆ギレしていました(笑)

 

 

そんなふうなので私が退職した後に「上司の命令に繰り返し背いたため」として訓戒を食らっていましたw

 

 

もうなんかね…

上司がダメだと会社って詰みますよ…

就活って自分の人生に大きく関わるのに超運ゲーであることを思い知らされました。

入社前に自分の上司になるであろう人がまともであるかどうか判断するのは無理だと思います。

今回の私の場合、その上司が部下を持つことが初めてだったので、ここまで問題になることを誰も分かりませんでした。

 

入った後も経験と信用の浅い若者にできることはほぼありません。

経験も信用も長く居る上司の方が上なのです。

ちなみに私が在籍中に上司の人間性について散々上に訴えましたが何も変わりませんでした。

そもそも人数が少なくて異動も難しかったのもありますが。

 

今振り返って、あの時自分に何かできたか考えても、やはり独立するしかなかったなあと思います。

 

 

その人が原因で私も含め同時期に何人か辞めたので、さすがにこのままではやばいと思ったんでしょうね。

 

 

さらに例として私の弟の職場の上長の話なんですが、仕事のマニュアルは自分が持っている紙の原本しか認めていないそうです。

これをコピー機でコピーして所持していると勝手に捨てられてしまうそうです。

なのでその仕事をするときには一々上長のところまで行き、マニュアルを貸してもらうしかないそうです。

 

当然周りからは「頭おかしい」「非効率」「古い」と思われてしまうでしょうが、おじさんにとっては背に腹は変えられず、自分しかマニュアルを持っていない状況を作り続けることが生き残る道になってしまっています。

 

 

正直このやり方が生き残る戦略だと考えているならちょっと頭悪いですが、会社側も黙認しているようなので成立しているようです。

情報流出を防ぐためだ!とか言われたらまかり通ってしまうんでしょうか?

 

 

ネット上だと「Excelは信用できないから電卓で計算しろ」という話をちょくちょく聞きますが、同じようなことじゃないでしょうか。

 

自分に使いこなせないExcelを若者に使いこなされたら自分の立場がありません。

 

 

日本の生産性の低さ、このようにおじさんが若者の足を引っ張っているからじゃないかと結構本気で思ってます!

 

 

会社では若者が不利

長々と書いてしまいましたが、明らかに若者とおじさんの対立では若者が不利だと感じました。

 

その上で若者である自分たちに何ができるか考えるしかありません。

 

 

私の結論では同じ土俵で戦わないことです。

 

日本の会社では年功序列に乗っかって昇進したおじさんたちが有利で、若者が不利なのは明らかです。

さらに年上の方が偉いという価値観が蔓延しています。

 

 

まずは会社の仕事を頑張らないことです。

会社の仕事を頑張るとおじさんと対立するのでそこそこにします。

その後、残った余力で副業を頑張ります。

 

おじさんたちと関わらずに生きていくには、ネット物販やブログ、アフィリエイトなどで独立しかないと思いました。

接待などが必要なものはNGです。

 

 

私もブログに挑戦したことがありましたが、毎日更新が無理で辞めました。

次に挑戦したのがAmazon輸入です。

こちらが上手くいくまでに1年半もかかりました。

 

1年半続けることができたモチベーションは会社と上司に対する憎しみです。

ここで屈したら上司に屈すると同じことだという思いで続けていました。

 

 

結局この続ける理由がないと難しいかもしれません。